Photo by Musa @ Turkey

Dec 30, 2010

ナイル川ディナークルーズ@NILE MAXIM

こないだナイル川ディナークルーズに行ってきました。

目的はクルーズそのものよりもベリーダンス。
大して興味ないので、本場エジプトにいながら今まで一度も見に行ったことなかったんですが、かみさんが習い始めたこともあり、話のネタに見てみることに。

乗船したのはナイルマキシム。



大手マリオットホテルが運営しているクルーズ船。
値段は一人290ポンド(4300円くらい)。
まあどこでもこれくらいだと思います。

乗船するとフロアの真ん中でバンドが生演奏。。。
と思いきや当て振りでした(笑)



しばらくすると出航、ディナーをとってるとこで始まったのはタンヌーラ。
スーフィーダンスともいわれ、スーフィーの修行の一環として行われている、とにかく延々と廻り続けるダンス。
廻り続けることで神と一体化出来るとか出来ないとか・・・



この人が今回のダンスで神と一体化出来たんかは神のみぞ知ることですが、それにしてもよく目が回らないもんです。
















さて、お目当てのベリーダンス。
ダンサーはエジプト人のランダさん。
業界ではなかなか有名な人だそうです。

たしかに、かなりのオーラ。
どギツい顔で一見すると叶姉妹のお姉様風ですが、より可愛さのある美人です。





同じく叶姉妹に共通するのがこのすごい胸(笑)

なんか人生かけてるな〜って感じがしました。

踊り自体はうまいかヘタか、初めて見るんものなんでわかりませんが、情熱的で扇情的。
見入ってしまう感じでした。

夏に日本から来てくれた両親とか、連れて行ってあげれば良かったな〜とちょっと後悔。

ただ、残念なのが二点。
メシの不味さと時間の慌ただしさ。

ディナークルーズってこんなもんですかね。

Dec 29, 2010

AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G


NIKONの名機、D90をカイロに来る前に買って、ずっとキットレンズだけでやってきたんですが、まあ外で撮る分には満足だったんですが、室内で猫撮ったりすんのにもっと明るいレンズが欲しくて、単焦点レンズを買ってしまいました!!!AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gです。
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000019618/

ボケがわかりやすそうな本棚を撮ってみました。
大胆なボケ具合がいいです。


ニコン純正なのに値段も割と手頃だったし、良い買い物だったと思います。

フォトジェニックな我が家のアイドル、ミルクは相変わらず元気です。
が、初めての発情期が終わってから二ヶ月も経ってないのに二回目の気配。
猫ってこんな頻繁に発情するものなの????

そんなわけで年明けに避妊手術の予定です。








【かくれんぼ中のミルク氏】



【クリスマスツリーを破壊するミルク氏】

Dec 15, 2010

ピラミッドに雪が降る

んじゃないかと思うくらい寒いです、エジプト。

↓のニュースのとおり、砂嵐も酷かった。
異常ですよ。

なんと、ここ数日の最低気温は東京とほとんど一緒なんです。
去年はこんな寒くなかったと思うんですが、一体何が起きてるんでしょうか。

Dec 4, 2010

私はイスラム教徒。テロには反対です。

今日、テレビを見ていたらたまたまこんなCMを見かけました。



“テロリストたちは私たちの子どもを間違った方向に導こうとしている”
“尊敬の眼差しは、涙の溢れる眼差しよりも良い”

ということで、若者に「テロはダメですよ〜。テロリストになったら家族が悲しみますよ〜。」って啓蒙するCMです。

日本にいる人にはこんなCMの存在自体が理解しがたいことであろうと思います。


警察庁の元国際テロ課長さんが書いた『グローバル・ジハード』という、この分野で唯一の包括的な概説本があるんですが、それによればテロリストたちの個人的な動機は「3つのR」に分類出来る、すなわちReaction(政府や国際社会の反応)、Revenge(イスラム共同体の一員としての復讐心)、Renown(自らの誉れ)だ、としています。

この3つの中では個人的には「誉れ」ってのが結構存在がデカいんじゃないかと思います。
この「誉れ」、ちょっと言い換えてしまうと「名誉心」とかそれに対する「憧れ」も含まれると思うんですよ。
もっと言い換えちゃうと「テロリストってかっこいい〜!!!」と思う、ということ。

このCMに出てくるような武装勢力に参加する若者の個人的な動機は、「かっこいいから」だと思うのです。
かっこいいことをしたがる、みんなから凄いと思われたい、英雄に憧れるetc...こうした気持ちや行動原理はどの世界の男も同じで、テロリストや武装勢力に参加する若者に関してもご多分に漏れず同じだと、個人的には思います。

紛争処理のプロ、伊勢崎賢治さんも同じようなことを仰っていたような記憶があります。

そうなると、テロリストになる個人的な動機「3つのR」、その中で「誉れ」は一番本能的で、取り除くのは難しいという気がしてきます。

というわけで、ここはいっちょ前園真聖に出て来てもらって、「テロ、カッコ悪い」とキメて欲しいところですが、それは無理にせよ、とりあえずこういうかたちの公共CMはやらないよりマシだと思います。

あと、ここに至ってようやく“文化外交”の出番だと思うのですが、要は若者たちがカッコいいと思えたり、憧れる対象になりえるもの、熱中出来るものを与えてやるということ。目的意識としてはこれも大事なことだと思います。

Dec 3, 2010

【転載】[カタール探訪記]世界一退屈な街の世界一贅沢なフットボール

2年前くらいのコラムですが・・・
http://number.bunshun.jp/articles/-/12494

 〈日本の皆さん、こんにちは。僕の名前はムハンマド、ドーハに住む17歳の高校生です。日本のアニメが大好きで、お気に入りは『名探偵コナン』。放送があるとすぐ録画して、月5回は見ています。趣味が高じて1年前から日本語を学び始めました。

 ところで今度、カタールが日本と大事な試合をするそうですね。そこで先日、日本語教室のアズマ先生からお願いをされました。

 「日本から記者が取材に来るから、カタールのことをいろいろと教えてあげてよ」

 そういうことなら、お任せください。

 数日後、記者さんに会うと身長193cm、体重130kgという僕の巨体に驚いていました。以前は160kgもあったんです。

 ちなみに僕は、10歳のころから砲丸投げをしています。1年前には国の代表としてアラブの大会に出ました。優勝したら政府から家と車をもらえたのですが、8位と負けてしまいました。シリア人がとても強かったのです。

 勝つと家や車がもらえるのは、サッカーも同じです。親戚のサッカー選手が、いつだったか教えてくれました。スターズリーグのカタール人選手は月に 750万円くらいもらっていて、家や車は政府から支給されます。外国人選手は、もっともらっているそうです。代表選手は大事な試合に勝つと、報酬が 2000万円くらい。家や車?― もちろんです。

 「本当?― 1試合勝っただけで?」

 記者さんが驚きました。どうして驚くのか、僕にはそれが不思議です。僕たちカタール人は結婚すると政府から家をもらいます。電気、ガスは、もちろんただ。え?― 日本人はお金を払っているのですか?― 世界は広いですねえ。その日、僕らは週末にスターズリーグを観に行く約束をして別れました〉

 1993年、日本サッカー界が「ドーハの悲劇」に見舞われたとき、その舞台となったカタールの首都は見栄えのしない湾岸の小さな都市に過ぎなかった。

 しかしいま、カタールは空前の好景気に沸き立っている。秋田県と変わらない面積の小国が、世界3位という天然ガスの埋蔵量を誇っているのだ。そして建設ラッシュが始まった。ウェストベイ地区には高層ビルが林立し、雨後の筍のようにビルが建ち続けている。巨大な商業施設も、次から次へとオープンした。

 イスラムの戒律の厳しさは変わらずとも、カタール人は優雅な暮らしを謳歌するようになった。金庫では札束が「使ってくれ」と啜り泣いているらしい。

 カタール人には「奮発する」という概念がない。買い物に出かけて「新製品」の札を見つけると、サイズや規格を気にせず、まずは買う。道路ではベンツやBMWの事故車両を見かけることも珍しくない。命はともかく、ぶつけたら買い換えればいいだけのことだ。

元ネタとコラムの続きは・・・→http://number.bunshun.jp/articles/-/12494

Dec 2, 2010

エジプト総選挙、与党圧勝 最大野党「政権が不正」

エジプト総選挙、与党圧勝 最大野党「政権が不正」

 エジプトの選挙管理委員会は11月30日、同月28日投票の人民議会選挙(公選議席数508)の第1回開票結果を発表した。当選者が決まった221議席のうち、ムバラク大統領の与党・国民民主党(NDP)が209議席を獲得して圧勝の勢いを見せている。
 最大の野党勢力ムスリム同胞団は今のところ獲得議席はなく、惨敗の見通し。AP通信などによると、同胞団は「政権側が不正手段を使っている」と反発している。投票数の過半数を獲得した候補者がいなかった287議席については、12月5日に決選投票が行われる。ここでもNDPがさらに議席を増やすとみられる。選挙前に88議席を持っていたムスリム同胞団は「少なくとも26人が決選投票に残った」としている。ムバラク政権側は選挙前に同胞団員ら1400人以上を逮捕するなど、野党弾圧を強めた。人権団体による選挙監視活動やメディアの行動も制限し、米国政府は11月30日、「選挙のあり方に失望した」と批判の声明を出した。
 

(2010年12月1日 asahi.com)