Photo by Musa @ Turkey

Nov 29, 2010

そういえば

何でエジプトみたいな国から良いパンクバンドが出てこないのかな〜と思います。
若者は怒りまくって苛立ちまくってるはず。
それをメッセージ性ある歌詞に乗せて叫んで暴れてみればいいのに。

結局彼らは底抜けに明るいアラブポップスを聴いて忘れようとする。

国民性ですな。

そんなことしたって何も変わらない。
それより一時でも嫌なことを忘れられる明るくて踊れる音楽を選ぶ。

別に自分も音楽が世界を変えるなんて思ってはいませんが、こんなとこにもエジプト国民の“あきらめ”を感じ取ります。

選挙の投票率も3割程度らしいですが、これも似たような話かもしれません。
7割の有権者は「選挙なんかじゃ何も変わらない」と思ってると。
(ま、エジプトに関して言えば実際にそうなんですがw)

イスラエルのパンクバンド

そういえばふと思い出して聴いてみたら懐かしかったんでご紹介しておきます。
イスラエルのメロディックパンクバンド、Useless IDです。

この曲が大好きでした。



学生の頃流行ってました。
まあ割とBig in Japanなバンドで、何回か来日しています。
打ち上げに参加させてもらったり、しかも終電逃してホテルに泊めてもらったりしました(笑)お世話になりました。

あの頃は“イスラエル”と聞いても何かキナ臭い国ぐらいのイメージしかなかったのですが・・・まさかガッツリ関係するとこで働くことになろうとは。

人生わからんもんです。

Nov 28, 2010

エジプト議会選挙2010

エジプトでは明28日に議会選挙が実施されます。

町には候補者の横断幕が掛かっています。


日本では決まった掲示板にポスターが貼られているだけですが、こちらでは割とそこら中にある印象。
特徴的なのは、各候補者に“シンボルマーク”があること。
こちらの男性は「電話機」、女性は「ブドウ」みたいですね。


これは文字が読めない人用のものみたい。
この辺がまだまだ遅れた国エジプトの現実です。

今日の昼間、こんな横断幕の写真を撮って近所を散策してたとき、とある小学校の前でおじさん(以下おじさんA)に呼び止められました。

招かれるままに入ってみると中では投票所の準備中でした。
こちらからは何も頼んでもいないのになぜか「写真を撮れ」というおじさんA。
そこまで言うなら、と遠巻きに撮ってみました(ブレ気味)。


そしたら次の瞬間、写真右のおじさん(以下おじさんB)が「写真を撮るな!」と怒鳴りながらこっちにやってきました。

「ちょっとぐらいいいじゃないか」と擁護してくれるおじさんAと怒って俺らを追い出そうとするおじさんBが口論しています。何だったのかよくわからないまま外に出されることになった俺ら。おじさんAは校門までついて来てくれたのですが、外に出るとなぜか彼は携帯で俺ら(俺と妻)の写真を撮りはじめました(加えて、妻とおじさんAのツーショットを撮らされる俺・・・)。単なる記念なのか、後々何かに使うのかわかりません。

結局なんだったんだろ。
こんなわけでエジプトの選挙には謎が多いのです。。。

謎に加えて、エジプトの選挙には不正や買収が横行しています。

これは聞いた話ですが、ひとつのやり方としてあからさまに紙幣を使ったやり方があるようです。まず、候補者側は半分に切った紙幣を用意し、それを有権者に渡します。ご案内の通り、紙幣は半分では何の価値もありません。そしてその有権者を投票所に行かせ投票させるのですが、その際、携帯等で記入した投票用紙の写真を撮ってくるよう指示しておきます。候補者側は戻って来た有権者の写真を見て、用紙に当該候補者名が記入されてきたことを確認すると、紙幣のもう半分を見返りとして渡すのです。
今回の議会選挙でもそんな面倒な手段が行われるのかわかりませんが、もしかしたらエジプトでは選挙後にセロテープでペタペタ真ん中を繋げた紙幣が大量に出回るかもしれませんのでご注意ください。

というわけですが、気になる選挙そのものの見通しについては与党・国民民主党の勝利以外に無いんで、その点では大して面白い選挙ではないんですが、あえて注目するならムスリム同胞団系の候補者がどれくらい票を伸ばすのか、ってことくらいでしょうか。日本でも多少ニュースになってるといいのですが。。。

Nov 27, 2010

ブログ引っ越し

アメブロ使ってましたがやめました。
何となく気分転換。

こっちのほうがデザインとかカッコいいし。

そんなわけで宜しくお願い致します。