Photo by Musa @ Turkey

May 11, 2011

三ヶ月以上ぶり

久しぶりにブログでも書こう。

何かこの三ヶ月くらい色々なことがあり過ぎた。

住んでるエジプトではいわゆる“革命”が起きて、軽くそれに巻き込まれ、公私ともにドタバタ。
それが落ち着いて、ようやく普通の生活に戻れると思いきや祖国で未曾有の大震災に原発の一件。

何か身の回りで色々なこと起き過ぎて、少し疲れましたな〜

ちなみにここで強調したいのは、大震災時に海外にいたからって、ただの一度も「ラッキー」だとかなんて思ったことはありません、ということ。むしろ日本の被災地域以外の人の平均値より凹んでますよ、きっと。
しかも結構テンぱる。

何でしょうね〜この感覚。
不思議。
タクシーの助手席座りながら外眺めてたら、不意に涙が出てきたり。
特定の誰かでなく、“日本”を思って自然とポロポロ涙が出てくるなんて初めてかも。

でも、一点だけ救われたのは、色々な国の人が同じように心を痛めてくれていることを知れたこと。エジプト人、アメリカ人、インド人、イエメン人、付き合いのある色々な国の人が一様に電話やメールでお見舞いの言葉をくれる。
日本が愛されている(少なくとも嫌われてはいない)ことがわかった。

しかしエジプト人、優しい人多いね。
二年近く住んでるけど、初めてタクシーの運転手から「お代はいらないよ」って言われた。
車中で地震の話してたからだと思う。
しかも二人の運ちゃんから一ヶ月以内に立続けに言われた。
もちろん、お金は無理矢理渡してきました。
彼らの気持ちは俺が受け取って、被災地に届けました。

今の自分にはなにも具体的なことは出来ません。
しかしあえて一つ挙げるとすれば、「復興後の日本を背負って立つ気概を持って、目の前の任務に取り組むこと」です。

アラビア語一生懸命やって、頑張ってくれた日本のみんなに「後は俺らに任せろ」と胸を張って言えるよう、震災で弱った日本の国際的なプレゼンスを震災前以上に高められるよう、努力したいと思います。

震災後の日本を引っ張っていくのは俺らの世代だもの。

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